ふたりで初めての物件内見!          実は見落としがちだったチェックポイントとは?

ふたりで初めての物件内見!          実は見落としがちだったチェックポイントとは?

「ふたりで初めての内見、楽しみだね!」
「うん。でも、何を見ればいいんだろう…?」

実家暮らしから同棲を考え始めた私たちカップルは、いよいよ物件探しをスタート。
不動産サイトを眺めては「これ良さそう!」「駅近なのに安い!」とワクワクしながら候補を絞り、初めての内見予約を入れました。

彼はITエンジニア、私は保育士。
生活リズムも仕事環境も違うふたりの共通点は、「絶対に失敗したくない」という気持ちだけ。

しかし、ふたりで迎えた初めての内見で、私たちは住んでからの「現実」に気づくことになったのです。


彼と私、チェックポイントが真逆!すれ違う内見時間

当日、現地に着くと、彼はチェックリストを片手にスマホで情報を確認。
「ネット回線OK、スマホの電波も確認しないと。」

その横で私は「この間取り、かわいい~!」「キッチン広いね!」と内装に夢中。
「日当たりも良いし、ここなら気分上がるね」と私が言えば、彼は「でも駅までの実際のルート、ちゃんと歩いた?坂道とか信号あるかも」と冷静。

気づけば、彼はスペック重視、私は雰囲気重視。
チェックポイントも、見る基準も、まるで違っていました。

私:「この部屋ならいいんじゃない?」
彼:「まだ動線も生活しやすさも見てないし、周辺のコンビニもチェックしてない」

内見そのものが、ふたりの価値観のすれ違いを浮き彫りにしていったのです。


住んでから気づいた「盲点」の数々…チェック漏れの恐怖

最初の内見では、彼の希望していたネット回線やセキュリティはクリア。
私は内装のかわいさに惹かれて、「この部屋にしようよ!」と押し切るように決めました。

でも、住んでからわかったのは、現地では気づけなかった“生活動線”の不便さ。

まず、ゴミ出しの動線。
内見では建物の外観や間取りばかりに夢中で、ゴミ置き場までの距離を確認しなかった私。
実際にはエントランスから敷地裏までぐるっと遠回りする必要があり、通勤前にイライラ。

次に困ったのが収納の少なさ。
「なんとかなるでしょ」と軽く見ていたら、持ってきた洋服や生活用品が収まらず、結局追加で収納家具を購入するはめに。

さらに、住んでから気づいたのが生活リズムのすれ違いが生むストレス。
彼は日中在宅ワーク、私は出勤と夜勤もあり。
玄関からリビングまでの動線が直線で、帰宅時や朝の支度が、仕事中の彼のスペースを何度も横切る形になり、ふたりともストレス。

彼:「動線、ちゃんと確認してなかったな…」
私:「リビングを通らないと全部の動線が不便って、住んでみないと気づかなかったね…」

生活スタイルや時間帯の違いが、間取りによって想像以上のストレスになることを、住んでから痛感しました。


ふたりの視点をすり合わせる「チェックリスト」が後悔を防ぐ

私たちが学んだ最大の教訓。
それは「ふたりの視点を合わせず、内見に行くと失敗する」ということ。

彼のようなスペック重視派は、ネットや設備に目が行きがち。
私のような雰囲気重視派は、見た目の印象や家具の配置ばかり気にしがち。

でも、生活導線、リズム、日々のストレスは、現地で意識しなければ見落としてしまうもの。

そこで、次の内見からは、事前にふたりで「我が家チェックリスト」を作りました。

■ 彼チェック
・ネット回線、スマホ電波確認
・駅までの徒歩ルートを実際に歩いて確認(坂道や信号を含む)

■ 彼女チェック
・日当たり、時間帯ごとの部屋の明るさ
・収納の広さ、使い勝手、追加収納の必要性
・ゴミ出し動線と収集ルール
・朝夜の生活動線(朝の支度、帰宅動線が仕事スペースを邪魔しないか)
・周辺スーパー、コンビニ、夜の街灯チェック

これをもとに、ふたりで確認をしながら内見すると、目線の違いによるすれ違いが激減。
さらに営業担当さんに「他のカップルがよく後悔するポイントは何ですか?」と聞いてみると、生活動線や収納、ゴミ動線が多いと教えてもらい、プロ視点のアドバイスも加えることで、より納得感のある物件選びができました。


まとめ|ふたりの「見る目」を合わせることが、満足の第一歩

初めての内見は、どうしてもテンションが上がりがち。
でも、冷静に「お互いの視点」をすり合わせないと、住んでからのギャップは避けられません。

感覚派・理論派、どちらかだけでは必ず見落としが起きる。
だからこそ、ふたりで事前に「生活動線」「リズム」「設備」まで整理し、内見時にはチェックリストを使って確認。
さらに、プロへの相談も併用することで、より失敗の少ない物件選びにつながると、私たちは身をもって実感しました。

これから物件探しを始めるカップルの皆さん。
内見は「気分」だけでなく、「生活」をイメージするところから始めてくださいね。


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